草木染は簡単ながら奥が深いです。
さて、以前L1212について記事を書きました。
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基本はCHEMISEの70s~80sを愛用してます。
今回はその現行のモデルを自分で染めました。
コンバースの染めはこちら
バブアーの脱色はこちら
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元々は…
元々はこのように日本企画のラコステを持っていました。
特にお気に入りというわけでもなく、本当に日常着(仕事着)として。
しかし、このライン(ピンク×茶色)と真っ白なボディがコントラストの差が大きすぎてあまりにも若々しい印象に。
さわやかと言えばいいですが、下手すると若作りをしている休日のお父さんぽさが強すぎて…
このボディの白さを何とかしようと染めることにしました。
染めの開始
きっかけ
きっかけは、このYouTubeを、見たから
赤峰流はカジュアルもちょっと違う!「夏リゾートスタイル」の絶対とは|swimming trunks & LACOSTEs;summer resort styles by Don AKAMINÉ
もろに、LACOSTEだしこれだっと。
次の日には準備を……
牛乳を準備
さて、このポロシャツはコットン。
植物性の素材はあまり染まりにくいため、まずは動物性たんぱく質に浸す必要があります。そこで、牛乳を2倍に希釈したものを用意。
このように浸して30分くらい待ちます。
なお、ここで牛乳が濃すぎると完成したシャツが、給食の牛乳を吹いた後の雑巾のようなにおいがしますので注意。
煮る…染める
草木染は植物由来の染料や色素を定着させていきます。
今回行ったのは紅茶を中心とした染め。ただし紅茶はうす~いピンクベージュになる(紅茶の種類によって違います)ので、もう少し濃くしたい今回のパターンでは、色素を追加。
①赤みを加える…赤ワイン
②茶色を加える…コーヒー
としました。ホントは「グレーがかった暗さ」も欲しかったので番茶もあるとよかったですが、家になかったため断念。
グツグツに煮た日東紅茶に、①②を適量加え、先ほどのポロシャツをドボン。
かき混ぜて、色の偏りがないようにします。
途中で、回収し忘れたティーパックがやぶれ大惨事になりました。
見た目が悪くてすみません…
このまま2時間ほど煮込みます。
最後に塩を入れて、色止めに。
ナトリウムが反応して抜けにくくなります。
仕上げ
水洗いをします。
衣類から出る水が透明になるまですすぎましょう。
ここもさぼると色々なにおいが混ざって…
完成
その後、乾燥→洗濯→乾燥をし、出来上がったのがこちら。
全体的に色がしっかりつきました。
ワインを入れたため、紅茶のみに比べて赤みも出ています。
ピンクベージュといった感じ。
アイロンかけろよ…と思いますが、外出するときにかけます‥‥
着るとこんな感じです。
だいぶラインとなじんだボディになったのでは?
ワニ周辺の比較です。
まとめようナ
全体的にピンクがかり、ピンクのラインと一体感が生まれた気がします。
これで幾分着やすくなったはず。
着古した衣類も、手を加えていくと新鮮な気持ちで向き合えますね。